東京銀座ぎゃらりぃ秋華洞

【特集】史上最強のエンターテインメント 仮名手本忠臣蔵

秋華洞から歩いて10分の歌舞伎座では、新開場こけら落としの公演として「仮名手本忠臣蔵」を11月から2か月連続上演。
そしてナント! 忠臣蔵は日本だけのものではありません。キアヌ・リーブス主演の「47RONIN」は12月6日に封切り!
元禄赤穂事件を大胆に脚色した「仮名手本忠臣蔵」の人気は今も衰えません。なぜ私たちは忠臣蔵に惹かれるのか?
そのヒミツを浮世絵から探ります。

国芳 《忠臣蔵義士両国橋引取》国芳 《忠臣蔵義士両国橋引取》

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『仮名手本忠臣蔵』とは

歌舞伎における三大名作の一つ『仮名手本忠臣蔵』は、元禄年間の赤穂浪士による討ち入り事件を脚色した演目である。舞台を南北朝時代に移したこの物語は、仇討ちの顛末を主軸としながらも、義士たちの恋愛を盛り込むなど、わかりやすい内容で庶民に親しまれた。当時から舞台としての人気は高く、浮世絵においても頻繁に取り上げられる主題である。

見どころその一 ドラマティックな脚色

元禄赤穂事件をベースに大胆な脚色で江戸の人々の心をつかんだ「仮名手本忠臣蔵」。
あの「松の廊下」や「一力茶屋」はどのように描かれていたのでしょうか?

三代豊国《忠雄義臣録》三代豊国《忠雄義臣録》

三代豊国《役者見立東海道五十三駅
日本橋・品川間 高輪 由良の助》 三代豊国《役者見立東海道五十三駅 日本橋・品川間 高輪 由良の助》

見どころその二 個性あふれる登場人物

理想のリーダー・大石内藏助、色悪の魅力・斧定九郎。
仮名手本忠臣蔵の人気のヒミツは、その個性あふれる登場人物です。

本図に描かれるのは、赤穂藩国家老の大石内藏助。理想の上司像として今も人気が高い人物です。仮名手本忠臣蔵では大星由良之助として演じられます。

『役者見立東海道五十三駅』とは

生涯一万点以上の作品を手がけたという三代豊国の、晩年の大作『役者見立東海道五十三駅』。目録を含め全140枚からなる本作には、東海道の宿場町の名にちなんだ歌舞伎の登場人物たちが、役者の似顔で描かれている。背景にあるのは広重の『東海道五拾三次』であり、当時の人々は地名と人物の見立を解いて楽しんだと考えられる。

三代豊国《役者見立東海道五十三駅
土山・水口間 おほの 定九郎》 三代豊国《役者見立東海道五十三駅 土山・水口間 おほの 定九郎》

描かれているのは、『仮名手本忠臣蔵』五段目に登場する悪役、斧定九郎。
おかるが勘平のために身を売ってつくった五十両を、おかるの父与市兵衛を殺して奪ってしまう役どころです。
初代中村仲蔵が、柳島の妙見さま参りの帰りに会った浪人をヒントに、破れ蛇の目傘、黒羽二重の紋付きで演じたところ、大当たりとなった逸話があります。

見どころその三 多くの絵師が手がけた

忠臣蔵はその人気から、最も多く浮世絵に描かれたテーマと言われています。
絵師はそれぞれどのシーンをどのように描いていたのか? 絵師による「描き分け」をお楽しみ下さい。


芳虎 《忠臣蔵銘々伝(画帖)》芳虎 《忠臣蔵銘々伝(画帖)》

いろはにほへと...の順に赤穂浪士の姿を描いた、芳虎の《忠臣蔵銘々伝》。本作は、全51枚の浮世絵を貼りこんだ画帖です。

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