東京銀座ぎゃらりぃ秋華洞

【特集】イケメン浮世絵図鑑

江戸から昭和まで、イケメンの歌舞伎役者を一挙大公開!

オールスター勢揃い

悲劇の美男子八代目団十郎から、海老様こと九代目市川海老蔵(十一代目市川団十郎)、 源氏絵のモデル・五代目坂東彦三郎など。歌舞伎役者のイケメンぶりをご堪能頂きます。

三代豊国 《役者見立東海道五十三駅 戸塚・藤沢間 吉田橋 松若》三代豊国 《役者見立東海道五十三駅 戸塚・藤沢間 吉田橋 松若》

悲劇の二枚目「八代目団十郎」

八代目市川団十郎 文政6(1823)年~嘉永7(1854)年
せりふ回しのうまさと憂いのある美貌で人気を集めた二枚目役者。切られ与三、助六など、当たり役も多い。嘉永7年(1854)年、巡業先の大阪でなぞの自殺を遂げる。八代目の死を悼んで作られた死絵(死亡広告のようなもの)は何百種にも上るといわれている。

ここがポイント

目録を含め全140枚からなる「役者見立五十三駅」は、東海道の宿場町の名にちなんだ歌舞伎の登場人物たちが、役者の似顔で描かれているシリーズである。

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太田雅光 《昭和舞台姿 その二 盛綱 九代目市川海老蔵丈》 太田雅光 《昭和舞台姿 その二 盛綱 九代目市川海老蔵丈》

花の海老様

九代目市川海老蔵 1909(明治42)年~1965(昭和40)年
のちの十一代目市川団十郎。花の海老様と呼ばれ、特に女性に絶大な人気を誇った。美声と気品ある容姿で助六、光源氏、盛綱陣屋の佐々木盛綱、勧進帳の富樫などが当たり役。八代目団十郎と芸風が似ていたといわれる。

ここがポイント

盛綱陣屋は「近江源氏先陣館」(おうみげんじ せんじんやかた) の中の演目で、もとは文楽の作品。鎌倉時代を舞台に、敵味方に分かれて戦う兄弟、佐々木盛綱(北条方)と佐々木高綱を描いた時代物の大作である。

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ファッションリーダーとしての役者たち

役者たちはその当時の流行の発信源でもありました。ファッションリーダーとしての歌伎役者をお楽しみいただきます。

刺青

国周 《夕涼秋穐七草》国周 《夕涼秋穐七草》

 左から市川左団次、五代目尾上菊五郎、四代目中村芝翫。 それぞれの刺青は当時の刺青ブームの火付け役となった、国芳《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》からとったとみられる。

国周 《役者絵(10枚続き)》国周 《役者絵(10枚続き)》より十三代市村羽左衛門

役者文様

四代市村家橘 天保15(1844)年~明治36(1903)年
十三代市村羽左衛門、のちの五代菊五郎。父は十二代目市村羽左衛門、母は三代目尾上菊五郎の次女という名門に生まれる。嘉永2(1849)年に市村座で初舞台を踏み、翌々年には7歳にして大名跡・十三代目市村羽左衛門を襲名、市村座の座元となった。生涯の当たり役となったのが、文久2(1862)初演『白浪五人男』の弁天小僧菊之助。九代目市川團十郎、初代市川左團次と共に築いた明治歌舞伎の黄金時代は、「團菊左時代」と呼ばれている。

ここがポイント

着物の模様は「市村格子」。十二代目市村羽左衛門が好んだ文様で、縦6本と横1本の格子に「ら」の文字を入れ、「市村(いちむら)」と読ませている。

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国周 《役者絵(10枚続き)》国周 《役者絵(10枚続き)》