「明暗双双」とは禅語。表と裏、差別と平等、創造と破壊など、二項対立が一体となる境地を言う。 服部はいう。 一見対立する二つの要素が実は両方、必要なのだ。日本にも、世界にも。 服部は奇妙なオヤジを描く。この奇妙なオヤジは鬼でも仙人でもなくむしろ理想の人間でさえあるという。 彼女の怪しくて豊穣な世界を味わって見ていただきたい。