「中平山砲中隊奮戦之図」
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サイズ50.9×263.5(53.0×313.1)cm
素材絹本着色
備考巻物
落款・印
昭和11年作
シミ
作品番号A2-98-427
作品解説
従軍画家として「絵画報国」を掲げ、陸軍在職時にも平福百穂に師事し軍事画の研究に努めた夜舟。満州事変へと同行した際はとりわけ熱河作戦に感銘を受け、間もなく刊行された『熱河絵行脚』 では皇軍の活躍に「唯々、感謝と感激の外はありません」とその心中を綴っています。本作は従軍より3年後、再びその功績をたたえ制作されたもののようですが、夜舟の湛える感動の余韻が色褪せることなく描写されています。
武藤夜舟(むとうやしゅう)
明治25(1892)東京~昭和49(1974)東京 軍人。画家。本名は當次郎。幼少期より日本画家川端玉章に師事したのち陸軍士官学校を出て軍人となる。最終階級は歩兵少佐。満州事変、上海事変の記念絵画制作のために熱河などに出張し、完成した『満州事変絵巻』は昭和天皇の天覧に供される。以降も終戦まで読売新聞特派員や陸軍省委託として従軍し戦争画を描き続けた。
服部兵次郎(はっとりへいじろう)
明治15(1882)~昭和39(1964) 軍人。陸軍大学校27期卒。台湾軍参謀や旅団長を歴任した。最終階級は陸軍少将。従四位勲二等功三級。
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