2012-09-14日本美術そうだったのか通信
Vol.307 広重が最後に描いた富士山

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■今週の「そうだったのか!」━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

10月5~7日と9日~19日にかけて展覧会『岡本東子 日本画展』を開催い
たします。つい先日も、新作3点が弊社に到着いたしました。

展覧会情報はこちら
http://www.syukado.jp/jp/gallery/201210okamoto.html

絵を見た第一印象としては「作家の視点はやっぱり普通とちがう」という感想。
さらにじっくりと作品を観賞し、次に感じたのは「かわいい、きれいだけでは作
品として成立しない」ということ。岡本さんの描いたキツネ、和装の足もと、人
間のふとしたしぐさには、見る者の気持ちを惹きつける魅力があります。

展覧会当日には8作品の新作が揃う予定ですので、ぜひ実際にお越しいただき、
作品をご覧ください。一見の価値あり!です。

そんな岡本東子さんのインタビューを掲載した最新カタログをただ今編集中です
が、ひと足先におすすめの浮世絵をご紹介。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/han/A1-87-275.html

歌川広重最晩年のシリーズ『富士三十六景』、36枚+目録揃いです。富士山と
いえば北斎と広重の二大巨頭ですが、雄々しく主張の強い北斎の富士に対し、広
重の富士はどこか叙情的でやさしげな感じがします。人々の生活にひっそりと寄
りそうような、遠巻きに見守る「ふるさとの母」的印象です。

揃いで入荷できる機会はすくないので、ぜひ気になる方はお早めにお問い合せく
ださい。

この人の富士山もさすがの風格
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A09-584.html

これから山歩きにはいい季節ですね。登山にも挑戦してみたいですが、富士山は
やっぱり眺める方がいいかも…。

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・特集『日本画でお月見』
http://www.syukado.jp/jp/tokusyu/09_tsuki.html
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