□■『日本美術そうだったのか通信』Vol.176 新入荷●人間国宝・音丸耕堂ほか□■
■□カタログ最新号★秋華洞5周年記念謝恩入札特集■□
発行 株式会社 秋華洞http://aojc.co.jp/
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お届けします。秋華洞提供。
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もくじ
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・ご挨拶
・年末年始営業日のお知らせ
・秋華洞おすすめ作品●音丸耕堂
・小林和作〜写生と記憶の風景画〜
・ネットで愉しむ秋華洞
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■□■ ご挨拶 ■□■□■
今年も残すところあと数日となりました。
クリスマスが過ぎると一気にお正月準備モードになります。
西欧の行事も昔からある行事もともに楽しんでしまう、
日本人の師走は世界で最も忙しいかもしれません・・・!
さて、カタログ17号発行後、
お蔭様で多数のお問い合わせがございました。
日頃ご愛護いただいている方、
今回初めてカタログをご覧頂いた方、
弊社スタッフ一同、すべてのお客様に心より御礼申し上げます。
入札はいったん終了いたしましたが、
17号掲載商品でお勧めの優品、新たに入荷した作品も含めて
ご用意がございます。
この機会にどうぞご用命くださいませ。
↓↓↓ご注目ください!!↓↓↓
12月末日までにカタログをご請求いただいた方には
無料にて発送させていただいております。
このチャンスをお見逃しなく!!!
ご請求、お待ちしております☆
カタログ御請求はこちら →https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi
————————カタログ17号みどころ—————————
●晴れやかに新春を祝う新年に相応しい厳選新入荷作品多数掲載。
●厳選新入荷を含めた全100点の優品ご紹介。
●浮世絵特集
!!注目!!→葛飾北斎 藍摺り「富嶽三十六景 遠江山中」ほか掲載
竹内栖鳳、吉川霊華、川端龍子、渡辺華山、土田麦僊、渡辺省亭、
東郷平八郎、伊藤博文、与謝野晶子、中川一政、山口華揚、小川芋銭
上村淳之、伊東深水、葛飾北斎、月岡芳年などなどなど……!!!
豪華ラインナップで取り揃えた、おすすめ特集です!
ご期待ください!!!!
カタログ掲載作品のほか、続々と新入荷作品が入っております。
お問い合わせ、作品お探し、迅速に対応いたします。
お気軽にお尋ね下さいませ。
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■□■□年末年始営業日のお知らせ■□■□■□
本年2008年は12月29日(月)まで営業いたします。
新年は1月6日(火)より通常通り開廊いたします。
したがって年内のお休みは28日(日),30,31日のみです。
弊社ホームページでは年末年始いつでも作品をご覧いただけます。
是非、ご覧下さいませ!!!
おんらいんぎゃらりい秋華洞 → http://www.syukado.jp
株式会社秋華洞 → http://www.aojc.co.jp
English site → http://www.japanese-finearts.com
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■□■秋華洞おすすめ作品・音丸耕堂□■□■
カタログ17・おんらいんぎゃらりい秋華洞掲載作品の
中から(ほぼ)各週ごとに
「おすすめ作品」をご紹介したいと思います!
今回おオススメ作品は
音丸耕堂「木彫漆硯箱」です!
作品写真・解説はこちらへ↓
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kogei/OTOMARU_KODO/A08-0712.html
「彫漆」とは、漆を何層にも塗り重ねて
その上に彫刻をほどこす技法のこと。
層の厚みによって色が異なるので、
目指す色の層まで掘り下げることで
モティーフに複雑な表情をもたせることができます。
箱蓋の中央に大胆に配された燕子花。
対象の中央に植物や動物が単体で大きく
配されるスタイルは、耕堂独特の表現です。
モティーフは大胆ながら、葉や茎のラインの
微妙な濃淡が美しく仕上がっています。
大胆さと細やかさが共存するところに耕堂の魅力がありましょう。
やや荒削りに彫られた表面は、なんとも味のある風合いです。
古来より漆硯の擦り味は中国の端渓石で作った
古端渓に匹敵すると謳われ、日本では江戸後期の
名工・玉楮象谷(たまかじ・ぞうこく)がその漆硯を再現しました。
音丸耕堂は玉楮象谷に影響を受けて、その遺作を
研究することで新しい境地を切り開いた人物です。
文房(書斎の昔の言い方)に人間国宝・音丸耕堂の秀作を是非!
●●●音丸耕堂プロフィール●●●
音丸耕堂(おとまる・こうどう)は高松生まれの漆芸家。
12歳で讃岐彫の石井馨堂に師事して木彫、堆朱、彫漆を修行します。
16歳で独立。江戸時代に活躍し香川漆器の基礎を築いた玉楮象谷の遺作を模作して研究します。
伝統技法を修得するとともに独自の意匠で彫漆に新生面を切り開いた人物です。
耕堂の彫漆による草花、動物を大胆な図案であらわしましたきわめてモダンな造形感覚は
漆芸の世界でも高く評価されており、
昭和30年には国指定重要無形文化財「彫漆」保持者(人間国宝)に認定されています。
もっと音丸耕堂について知りたい方はこちら↓
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kogei/OTOMARU_KODO/A08-0712.html
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■□■□■□■小林和作〜写生と記憶の風景画〜■□■□■□■
絵画と写真。
絵画には描いた作家の主観がこめられていて、
写真は客観的にあるがままをうつす。
・・・というのが一般的な概念かもしれません。
写真の始まりは、1839年、フランスでダゲールという人が発表した
ダゲレオタイプの銀板写真とされています。
写真が生まれてから、まだ200年たっていないのですね。
なんでいきなり、絵画と写真の話になったのかというと・・・
弊社ホームページにも掲載している小林和作のご紹介をしたかったのでした。
小林和作の作品はこちら
→ http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_b/KOBAYASHI_WASAKU/A08-0645.html
小林和作は、晩年に何十枚、何百枚と行った写生スケッチをもとに、
自身の記憶も加えて画室で油絵として作品を完成させるというスタイルを
とっています。
写生だけでなく写真機も活用し、自分で撮影したものを本画制作に
とりいれていました。
面白いことに、スケッチをもとに本画を制作する、というのは
伝統的な西洋絵画の制作スタイルで、
屋外の太陽光のもと、戸外での制作というのは19世紀後半に
印象派がはじめて行ったやり方でした。
戸外で感じた明るい太陽の光をそのものを表現にとりいれた印象派
作品は、現在日本でもっとも人気のある絵画ジャンルのひとつです。
ところが小林和作が行ったのは、これと逆の方法。
印象派が離れていった室内での制作というスタイルです。
かといって和作は空想ばかり描いていたわけではない。
日本各地を自分の足で歩いて現地写生したスケッチを
ため、2〜3年かけて油絵1点つくりあげたそうです。
ホームページ掲載作品は鹿児島県「佐多岬」という場所を描いたものです。
海と山という単純な要素で構成された絵ですが
肉厚の絵具をカンヴァスにどしどしと塗りたくっている感じ、
力のこもった筆の動きで対象を描きこんでいく感じ、
青・黄・白の強い色彩もあいまって作品にぐいぐいひきこまれてしまいます。
是非、現物で感じていただきたいおすすめの作品です!
ネットでもどうぞご覧下さい!!
→http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_b/KOBAYASHI_WASAKU/A08-0645.html
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■□■□■□■ネットで愉しむ秋華洞■□■□■□■
現在、弊社ホームページおんらいんぎゃらりい秋華洞で
ご覧いただける作品をご紹介いたします。
おんらいんぎゃらりい秋華洞はこちら → http://www.syukado.jp
***音丸耕堂「木彫漆硯箱」
人間国宝・音丸耕堂の巧みな技で作られた秀逸の一品。
箱蓋の曲線と大胆な彫目が絶妙!!
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kogei/OTOMARU_KODO/A08-0712.html
***小林和作「佐多岬」
何十枚、何百枚の写生をもとに、自身の記憶も加えて描いた風景画。
画家の静かな情熱が伝わる作品です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_b/KOBAYASHI_WASAKU/A08-0645.html
***松本楓湖「義家伏兵士之図」
「雁の列乱るるは伏兵のしるしなり」
源義家が兵学者・大江匡房に学んだ兵法のおかげで
あやういところを免れた有名な逸話が題材です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/MATSUMOTO_FUKO/A08-0581.html
***伊東深水「渡し舟」
今はもう見ることの無い艀舟。
舟で暖をとる船頭の姿が郷愁をさそいます。
詩情あふれる情景を描いた深水秀逸の作。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/ITO_SHINSUI/A08-0615.html
いかがでしたでしょうか?
これからもどんどん作品を御紹介いたします。
どうぞお楽しみに!
お問い合わせなどお気軽にお申し付け下さいませ。
気になる作品、ご要望はこちら
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田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。
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