□■『日本美術そうだったのか通信』Vol.156 億万長者にも慣れた!? ■□
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もくじ
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・ご挨拶
・プレゼントキャンペーン
・展覧会千本ノック〜12本目〜
・ネットで愉しむ秋華洞 〜新着作品〜
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■□■ ご挨拶 ■□■
英語サイトを始めて早半年が過ぎようとしています。
丁寧に挨拶文を下さる方、何が何でも欲しいので慣れないインターネットを屈指
して送金してくださる年配の方、時差に切れる方、色々なタイプの方がいらっし
ゃいますが、どんなお客様の対応にも随分慣れ、あまり怖いものはなくなりまし
た。ははは!
ほとんどがアメリカかヨーロッパのお客様になりますが、世界中から飛んでくる
メールを見ると、改めてインターネットの凄さを感じています。ネットを通じる
と世界って狭いの一言です。
ドルが安くなると、とたんにヨーロッパのお客様(ユーロ有利になるので)が増
えたりと、世界経済の一部を肌で感じたりもしています。
また英語サイトの甲斐あってか、ギャラリーに来る外国人のお客様の増えたこと。
嬉しい限りです。スタッフも最初は「外人・・!?ガイジン!?」とあたふたし
ていましたが、最近は慣れたものです。
面白いのが、○△×という国から来店されるお客様って皆、億万長者なんですけ
ど、普通の方は日本に来ないのでしょうか?
そんなわけで、秋華洞スタッフ、今は外人にも慣れたどころか、億万長者にもすっ
かり慣れました。
そんなギャラリーに一度も足を運んだことのない方は、銀座夜会をお見逃しなく。
もうすぐですよ。
銀座夜会はこちら
→http://www.ginza-galleries.com/
斎藤真一展もお見逃し無く 5月26日(月)〜5月31日(土)までです。
→http://www.syukado.jp/jp/gallery/2008saito_shinichi.html
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■□■プレゼントキャンペーン■□■
プレゼントキャンペーンにご応募下さった皆様
誠にありがとうございます。キャンペーン期間締め切り
間近ですので、まだの方は是非ご応募下さい。
応募はこちら→http://www.syukado.jp/jp/support/present/mpmail/form.html
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■□■ 展覧会千本ノック12本目 ■□■
展覧会千本ノック
「生誕百年 東山魁夷展」から考える、日本画の刷新
東京国立近代美術館 5月18日まで!
http://higashiyama-kaii.com/index.html
また、今週末で終わってしまうような展覧会の紹介でごめんなさい・・・しかし、
今度の東山魁夷展は、見逃すのはもったいない。とにかく出品作品が凄い凄い。
絵の値段は、たとえば同じ作家でも、特定の画題のみ飛び抜けて高い、という
ようなことがままあります。その点で、20世紀の日本画家の中で東山魁夷は、画
題によらず最も安定した市場価値を保っていると考えられます。
その秘密が、今回の展覧会を見てわかる気がしました。だって、全作品、驚く
べきクオリティ!!「デッサン」というものですら、本画としか思えないほどの、
しっかり着色された作品です。水墨の作品も、日常的にちょろちょろっと描く、
文人画の営みを否定していると思えるくらい、着色作品と同等のクオリティで取
り組みます。
余白とか、画面において手を加えない部分というものを排除するのです。要す
るに、東山の頭の中では、絵のクオリティという面は完全に洋画の意識なのだな
と改めて感じます。
これこそが、戦後日本画の最も大きな変化です。絵の形態が軸装から額装が主
流になってくると、日本画家たちもそれにあわせ画風を一変させます。それまで、
日本画は伝統的に「画題」の意識だったのです。松なら松の描き方があり、鳥な
ら鳥の描き方で、鳥を描けばよかったのです。しかし、額装は「画面」の意識に
なります。もちろん、戦前からこの変革は続いていましたが、戦後の変化は劇的
なものがありました。
洋画を学んでいた東山は、当初より「画面」の意識で望みます。最初期作品も
展示されていますが、質感も全て、もう完全に洋画。後ろを振り返らない前進的
な姿勢と圧倒的クオリティで、常に日本画界をリードし続けた東山の画業を体感
できます。
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■□■ ネットで愉しむ秋華洞 〜新着作品〜■□■
□ 小林古径 「牡丹」
古径の大正末〜昭和初期の作品です。誇り高き牡丹とでもいうのか、気品漂って
ます。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/KOBAYASHI_KOKEI/A08-0006.html
□三畠上龍 「美人三幅対」
左右は、萩と柳の下の夕涼みの美人を描き、中幅は静御前を思わせる白拍子で構
成。長袴の紅色の鮮やかさを見てください。この人らしいでしょ!?
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/MIHATA_JORYU/A08-0085.html
□今尾景祥 「老松秋楓群雀図」
老松のごつごつとした幹、細い松葉、枝間に遊ぶ小鳥の羽毛の細密な描写の対比
からは画家の力量が感じさせられる一幅です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/IMAO_KEISHO/A07-0835.html
□北川民次 「蘭と紅団扇」
蘭と紅団扇、濃密な印象の花。鮮やかな色に形を与える強い黒の輪郭線が、静物
画にさえ生き生きとした躍動感を与え、エネルギー溢れる作品です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_b/KITAGAWA_TAMIJI/A07-0813.html
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主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。
近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。
弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。
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