2020-03-17展覧会・イベント
「美人画ルネサンス」では池永康晟が提唱する「市上芸術」が再現されます。

4月1日(水)より阪急うめだ本店で開催の「美人画ルネサンス」では池永康晟が提唱する「市上芸術」が再現されます。
絵画がメディアとプロダクトと融合して、大衆の日常と接点を持つ「市上芸術」をお楽しみ下さい。

日常と特に密接な食卓。ポットと紅茶缶で彩りを添える。
日常と特に密接な食卓。ポットと紅茶缶で彩りを添える。
市上芸術宣言

浮世絵美人画から近代美人画まで300年続いた市上の絵画芸術が、グラビア寫眞や萌の登場にその主座を譲ってから、既に半世紀が過ぎた。

 

画描き達は失望し衆目から逃れ、人間を描く事をやめてしまった。

 

私の少年時代には、ジュブナイルや広告やプロダクトに画描きの手業の痕跡と前世紀末の残り香があった、最後の幸福な時代であった。

 

絵画芸術は、卓上にあり、会場にあり、路上にあるという、しかし市上には今ない。

 

私は夢見ている、あの幸福な時代の復活を、人間を描こう、市上に還ろう。

 

 

2020年 春 池永康晟
財布(左)、白粉入れとポーチ(右)
財布(左)、白粉入れとポーチ(右)