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蠣崎 波響(かきざき はきょう)
宝暦14(1764)松前~文政9(1826)松前 絵師。松前藩家老。名は廣年。江戸で南蘋派の建部凌岱、宋紫石に師事。帰郷後アイヌの酋長を描いた《夷酋列像》を制作し、全国的な評価を得た。のちに上洛し円山応挙につき、その画風を学び以後画風が一変する。酒井抱一をはじめ画人・文人と幅広い交友をもち、生涯にわたり写生画法を追求した。
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Vol.76
2024「夏号」