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金子 國義(かねこ くによし)
昭和11(1936)埼玉~平成27(2015)東京 画家。日本大学藝術学部卒業。同学在学中、舞台美術家の長坂元弘に師事。1964年より、独学で油彩画の制作を開始し、66年に青木画廊の個展「花咲く乙女たち」にて画壇デビューを果たす。退廃的で官能的な画風が特徴。渋沢龍彦と親交が深く、『O嬢の物語』の装幀・挿絵を手掛けた。着物のデザインや写真など活動領域は多岐に渡り、六代目中村勘九郎襲名披露の口上では舞台美術を務めた。
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Vol.76
2024「夏号」