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岡倉 天心(おかくら てんしん)
文久2(1863)横浜~大正2(1913)新潟 美術行政家、思想家、文人。本名、岡倉覚三。東京大学卒業後。文部省において美術教育制度の確立に努め、フェロノサと共に古社寺調査を進めて古美術保護に尽力した。大正12年には、自身が開校準備を行った東京美術学校の校長に就任。昭和6年、横山大観や橋本雅邦らと共に日本美術院を設立し、新しい日本画の創造を目指した。晩年はボストン美術館東洋部部長に就き、日本・東洋美術を欧米に紹介した。著書に『東洋の理想』、『茶の本』など。
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Vol.76
2024「夏号」