私が子供の頃に見た「幽霊」(と信じている)から着想を得て制作しました。 真夜中、木造ボロアパートの部屋の暗がりに現れた得体の知れないその女は、 気味の悪い笑みを浮かべてこちらを見ていた。 その光景は、今でも脳裏に焼き付いていて消える事はない。 あちら側へ引きずり込まれる、と直感的に感じて逃げたあの日の、 「得も言われぬ恐怖」を形にしました。