岡本東子個展「瞑色の夜にうまれ」
2024年12月6日(金)〜14日(土)
私はもふ、不得手な恋情に戸惑いながら眠れぬ朝を待つ美しい青年ではなくなってしまったのだ。
目覚むる度に己の衰えを思い知る、老いを始めた醜い画描きなのだ。
女を愛するのは自己愛の裏返しなのは相も変わらぬのだけれども、
今はもふ、歳半分の女の膝に縋りついて、限りある命に火を点けてくれぬかと、
ただ懇願するばかりなのだ。
<池永康晟>
今回の作品は再生をテーマにしています。
一度消えてしまいそうになったものでも、甦ることはできる。
枯れたはずの植物がまた芽吹き、
死を考えたはずの人間が、強く生き直す。
強い意志、あるいは生命力で変容し、改めて真に生きる姿を描きたいと思っています。
<岡本東子>
たんたんと刻まれるリズムにのせて好きなようにうたをうたいたい。
他の誰とも違う私だけのうたを。
<中原亜梨沙>