アートフェア東京2018は、3月9日から11日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催される日本最大級のアートフェアです。
出展作家:中原亜梨沙、三嶋哲也、原崇浩、岡本東子、鈴木博雄、北川麻衣子、内田すずめ、田口 由花
記憶はどこか曖昧で混沌としているが、限りある時だ、ということを私は忘れたくない。(作家コメント)
日本画家。カラフルな装飾に彩られた女性像。その普遍的な愛らしさには、繊細さと大胆さが共存する。“スタートラインがどこであろうと生きようとする力さえあれば輝ける”。「今」とその先へと続く煌めきをテーマに精力的に制作を発表する。
こぼさないように、大切に両手で掬い上げる。
それでも、その手から多くがこぼれ落ちては消えて行く。
時には潔く捨てることも考えなければならない。(作家コメント)
日本画家。対象の本質を正視し、特に女性の内面を撫でるように丹念に描き出す。その筆力は、目に見えない温度や湿度、空気までも画面に写しこみ、幽玄な世界を作り上げる。濃密で不思議な吸引力を持った作品は観者を捕らえて離さない。
約3年ぶりの立ちポーズ作品。 新規のモデルさんは上半身が細めだがお尻の厚みが凄く、その美肌と穏やかな雰囲気が求めていたイメージにハマった。
今回は極端なレンプラントライトに加えお馴染みの編上げ靴に白百合を配置した構成美も追求。
壁に手をつき踵を上げたポーズは極めて厳しく8分刻みでの制作であった。(作家コメント)
1972年長野生まれ。1993年中央美術学園卒業。
古典的な油彩画の技術を追究しつつ、制作は写真を使わず題材を見ながら描くスタイルを徹底し、オリジナルの絵具を使用しオールドマスターの技術を追究する等、現代では少数派になった昔ながらの手法を貫くが、その延長として現代の日本人でしか描けない絵画を構築している。
秀でた質感表現に躍動感、色彩美、写実性、相反する要素を高次元で調和させ、油彩画ならではの官能的な美しさを醸し出す。
制作で使っている白と黒の顔料を描いた。黒と白だけの絵の具で描いたわけではないが、最小手段での空間や質感等の表現は自分の原点でもあり、今後の課題や工夫のでもある。
白と黒というテーマから、対立や差別、表裏や善悪、ハーフトーンやコントラストといったものを見てくれる方がいるかもしれない。しかし制作中に浮かんできていたことは、このモチーフが目の前に美を引き連れて現れた経緯やそれに携わった人たちのこと。(作家コメント)
「移り変わりは浮世の習い」時間の経過と共に人や物事は変化していき、世の中の習慣や当たり前のことも移り変わる。
スノードームの中であっても。(作家コメント)
浮世絵や江戸絵画に見られる人物図様を「こども」に置き換えるなど、古典的モチーフをどこかほのぼのとした世界観に変容させ、近世絵画への「読み替え」を図る。古画研究に裏打ちされた高い専門知識と技術から生み出される心和む作風が、国内外の美術愛好家を魅了している。
学部生の時、古い銅版画や絵画に度々描かれる「錬金術師」や「錬金術」に惹かれ、錬金術にまつわる本を立て続けに読み、当然ながら、つかみきれないその世界に想像を巡らせる楽しみがあった。キメラ、両性具有、陰陽、不老不死…。
そこに生きるものを「人型」で描きたかった。(作家コメント)
モノクロームが生み出すのは、メルヘンの源流とも言うべき幻想世界。画中を覆う濃厚にして精緻な黒には、「人ではない何か」へ向けた憧れと畏怖の念が宿っている。ひときわ異彩を放つ創作が見るものを陶酔へと誘う。
亡くなった鳩に捧ぐ。手は作家自身の手。(作家コメント)
救われたい救いたい、許されたい許したい、愛されたい愛したい。
それはどんなに絶望しても希望を見つけ出そうとする、生への欲望である。
私は諦めない。
いつか絶望が希望に抱き締められて空へ昇ることを。
素晴らしい日々を過ごしたと最後に思えることを。
なめらかでつややかな髪と肌には、女性の魅力が詰まっているように思います。
自然に咲く花のように、飾らないありのままの姿が美しい。そんな美しいひとの、何気ないふとした一瞬を切り取ったような作品でありたいです。(作家コメント)
しっとりとした潤いがありつつ軽やかな空気感をまとった女性、咲き誇る花々、時には虎や牛、猫などを日本画の技法で描く。
江戸や近代からの伝統的な日本画の技法を駆使しながら、自分ならではの表現を追求している。