〒104-0061
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F

現代美人画の新天地を開拓する6人の現代アーティストと、
美人画の基盤を築いた巨匠たちの画業を一同に展観いたします。
作家:池永康晟、岡本東子、大竹彩奈、沖綾乃、山本有彩、高資婷、
【物故】鏑木清方、竹久夢二、伊東深水、小磯良平、藤田嗣治 他
美人画の基盤を築いた巨匠たちの画業を一同に展観いたします。
作家:池永康晟、岡本東子、大竹彩奈、沖綾乃、山本有彩、高資婷、
【物故】鏑木清方、竹久夢二、伊東深水、小磯良平、藤田嗣治 他
展覧会情報
展覧会美人画の系譜Ⅱ|ART FAIR TOKYO 2025
会期2025年3月7日(金)〜9日(日)
会場東京国際フォーラム ブースNo.【N046】
時間詳細・チケット情報は公式サイトをご覧ください
備考作品の販売方法につきましてはお問い合わせ下さい。

池永康晟「浮島・玲那」50×50cm
秋華洞+SCENA.ブースでは、
池永康晟、岡本東子、大竹彩奈、沖綾乃、山本有彩、高資婷の6人の作家による新作美人画と
美人画の礎を築いてきた鏑木清方、伊東深水、竹久夢二、藤田嗣治、小磯良平など珠玉の名品をあわせて紹介いたします。
池永康晟は日本特有の「美人画」の伝統を新たに更新し、世界へと発信する美術史的にも重要な作家です。
続く次世代の作家たちも、独自の解釈や表現をもって美人画の土壌を育み、その裾野をいっそう豊かに広げています。
岡本東子は美しいだけではない強かな女の性じっくりと描き、
大竹彩奈は日常に溶け込む普遍的な女性美を追求し、
沖綾乃は美人画の枠組みにとらわれない人間の本質に肉薄します。
山本有彩は繊細な日本画表現とサブカルチャー的要素を融合させ、
高資婷は古典的故事を現代の女性像と写し込み美人画の高みを目指します。
美人画の土台を作った巨匠たちの功績と、現代に生きる新たな美人画の継承者たちによる共演。
美人画の伝統から最先端へといたる系譜をどうぞお楽しみください。

大竹彩奈「微熱」6F

岡本東子「聲をきく」8F

沖綾乃「蔦の路地」20F

山本有彩「曖昧なまま独りで生きる」変形20号

高資婷「祈りの灯」8P
池永 康晟(いけなが やすなり)
1965年大分県生まれ。大分県立芸術短期大学付属緑丘高等学校卒業。自身で染め上げた麻布に岩絵具で描く美人画が、独特な質感と芳香を放つ。文房具や本の装丁など海外からのオファーも多い。2014年に刊行された画集「君想ふ百夜の幸福」はロングセラーを続けている。AKBとのコラボ、版画やぬりえ、カレンダーの発売の他に美人画集の監修を行うなど活躍の場を広げている。
岡本 東子(おかもと とうこ)
京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修士課程修了。
日本画家。対象の本質を正視し、特に女性の内面を撫でるように丹念に描き出す。その筆力は、目に見えない温度や湿度、空気までも画面に写しこみ、幽玄な世界を作り上げる。濃密で不思議な吸引力を持った作品は観者を捕らえて離さない。
日本画家。対象の本質を正視し、特に女性の内面を撫でるように丹念に描き出す。その筆力は、目に見えない温度や湿度、空気までも画面に写しこみ、幽玄な世界を作り上げる。濃密で不思議な吸引力を持った作品は観者を捕らえて離さない。
大竹彩奈(おおたけ あやな)
埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻 日本画研究領域修了。
日本画の特徴とされるものが線で何かを表すこととするならば、その「線」の美しさで現代では右に出るものはいないのではないか、と思わせるのが大竹彩奈が女性を描く線である。慎重にさりげなく選びとられた線が、日本女性の色香を余すところなく表現する。日本画という技法がこれほど女性像を描くのにふさわしいものであったのかを改めて気づかされる彼女の作品たちは、まだそのドラマを始めたばかりである。
日本画の特徴とされるものが線で何かを表すこととするならば、その「線」の美しさで現代では右に出るものはいないのではないか、と思わせるのが大竹彩奈が女性を描く線である。慎重にさりげなく選びとられた線が、日本女性の色香を余すところなく表現する。日本画という技法がこれほど女性像を描くのにふさわしいものであったのかを改めて気づかされる彼女の作品たちは、まだそのドラマを始めたばかりである。
沖 綾乃(おき あやの)
「美人画」と呼ばれるジャンルに寄り添う形で出てきた沖綾乃の世界は、深いエロティシズムの視線へと私達をいざなう。
まるでコーヒーをひっくり返したような乱暴な着彩で描かれる男性を受け入れる女達は官能のほとりにいて、もっと深く、もっと強いものを求めて画面のこちら側に視線を投げかける。
硬い肌を持った女の表層を描くことを繰り返す日本の人物画シーンのなかで、彼女の秘められた激しさは特異だ。
まるでコーヒーをひっくり返したような乱暴な着彩で描かれる男性を受け入れる女達は官能のほとりにいて、もっと深く、もっと強いものを求めて画面のこちら側に視線を投げかける。
硬い肌を持った女の表層を描くことを繰り返す日本の人物画シーンのなかで、彼女の秘められた激しさは特異だ。
高 資婷(コウ・ツテイ)
1992台北生まれ。日本の美人画、なかでも上村松園の専門的研究を踏まえて、現代美人画を描く。日本や台湾の故事・怪談などをモチーフに取り込みながら、日本美人画の技術をベースに、新しい時代の透明感のある美人画の世界を追求する。表層的な感覚ではなく、深い思考と日台の歴史への敬意が彼女の世界を立体的にしている。
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