柿沼宏樹は、異生物と人間、異常と日常が交錯する独自の世界を描くことを得意としています。なかでも、ニワトリと人間が融合したような不思議な存在は、彼の作品に繰り返し登場し、強い印象を残しています。
そのような生き物たちは、単なる空想の産物にとどまらず、まるで魂が宿っているかのような個性と存在感を放っています。中でも「チキン・サピエンス」と名付けられたこのユニークな存在は、柿沼の代表的なモチーフとして、多くの人々に親しまれてきました。
今回、チキン・サピエンスが初めて3Dフィギュアとして立体化されました。このフィギュアは、柿沼のビジョンに新たな命を吹き込み、より多くの方々にチキン・サピエンスの魅力とその奥深さを、間近で感じていただける作品となっております。
2025年2月にフィリピンで開催されたアートフェアで先行販売をし、現地販売分は完売いたしました。
この度秋華洞では、この3Dフィギュアと新作絵画を含めた展示を開催いたします。
柿沼宏樹の展開する不思議な世界をどうぞお楽しみください。