お届けします。株式会社秋華洞提供。
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まずは現在開催中の企画展のご案内です。
◆ぎゃらりい秋華洞にて
『三人展(長谷川雅子・新美宏樹・津田光太郎)』
【会期】2021年2月19日(金)~27日(土)
※ 長谷川雅子さん滞在予定→2/23、2/27
【会場】ぎゃらりい秋華洞
【時間】10:00〜18:00
【備考】会期中無休 入場無料
【WEBサイト】↓↓
https://www.syukado.jp/
https://shukado.com/
オンラインでの販売もしています。
ビビットな色使いでユーモアとアイロニーを込めた作品を制作する
アートとデザインの境界線にとらわれず自由な作風で注目を集める
画面の中でリアルとSFの世界が鮮やかに交差する津田光太郎。
この機会に是非お楽しみください!
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◆カタログ65号より藤田嗣治《猫を抱く少女》によせて
さて、現在発刊中の最新カタログ65号の表紙は、
藤田嗣治のドローイングから《猫を抱く少女》です。
胸元に縞模様の猫を抱き、
「少女」と「猫」という、まさしく正しく「フジタ」
少女の眼差しは凛として力強く決意のようなものさえ感じさせますが、
捉えようによってはその表情は無表情とも、人形のようとも思える
このなんとも藤田らしい一枚につきましてご案内いたします。
■藤田の略歴■
1913年(大正2年)、若くして渡仏し、
日本画の伝統を受け継ぐ、面相筆を活かした繊細な筆致に、
「乳白色の肌」と呼ばれる透き通るような白の表現が評判を呼び、
わずか数年の内に「パリの寵児」
戦中は従軍画家の役目を与えられ戦争画の制作を手掛けることにな
そうした中、「国のために戦う一兵卒と同じ心境で描いた」
傑作《アッツ島玉砕》が生まれることとなるのです。
戦争画を描いた藤田の心中には、海外の生活の中で改めて意識した
「日本人」であることの自負、そして、
しかしながら、敗戦後の連合国軍占領下の日本において、
藤田もまた、
晒され、こうした日本国内の情勢、画家への弾圧を憂い、
「絵描きは絵だけを描いてください。
日本の画壇は早く世界水準になってください」という言葉を残し、
二度と日本には戻らずフランスへ帰化することになります。
■戦後の藤田■
さて、
傷心を抱えて再びフランスへ移り住んだ藤田の心を癒やすのは、
無垢な子供の姿であったのかもしれません。
加えてこの頃から宗教画の制作も盛んになります。
1959年にはランスのノートルダム大聖堂でカトリックの洗礼を
敬愛するレオナルド・ダ・ヴィンチにちなみ、洗礼名「
もらい、以降、レオナール・フジタと名乗り、作品には「L・
サインするようになります。
そして、彼の宗教画の殆どは販売することを念頭においていない、
純粋な信仰心による制作であったようです。
■藤田と子供■
戦後、藤田よって描かれた子供像にはモデルはおらず、
「私の数多い子供の絵の子供は皆私の創作で、
この世の中で見た子供の印象は忘れずに画の中には取り入れる事も
本当にこの世の中に存在してる子供ではない。
私には子供がない。
(夏堀全弘『藤田嗣治芸術試論』 :1966年頃、藤田から夏堀昇氏への書簡より)と
藤田は語っています。
藤田が描いた多くの子供像は、
浮かべる代わりに、
どこかこの世ならざる者の如き神秘性を帯びています。
それは画家の「一番愛したい子供」というものが、
人間を超越した存在として描かれているからではないでしょうか。
■カタログ掲載作 《猫を抱く少女》について■
最後に、本作の少女もやはり、子供の愛嬌ある表情とではなく、
真摯にして静謐な視線を私達に投げかけてるようです。
その姿は「愛すべき子供」の純真以上に、
熱意を持って描いた、
そして、その腕に抱かれた猫の姿。
藤田はサインをする代わりに「猫」を描いたと自ら語っています。
であれば、猫は藤田にとって自らの写し身でしょうか。
自由奔放な猫は、とかく女性とイメージを重ねられますが、
それと同時に画中を自由に飛び回る姿は、
しれません。
少女の腕に優しく庇護され、
少女は幼きイエスを抱く聖母マリアの姿になぞらえて、
もたらしているようです。
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◆◆まだカタログをご覧いただけていない皆様へ◆◆
もし、ご興味がございましたら、
お試しとして今回のカタログを無料でお届けいたしますので、
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