明治に入り、写真や印刷技術が発達すると浮世絵は徐々に衰退します。
しかし一方で「開化絵」「戦争画」「錦絵新聞」など新たなジャンルを生み出されました。
浮世絵の最後のきらめきをご紹介します。
しかし一方で「開化絵」「戦争画」「錦絵新聞」など新たなジャンルを生み出されました。
浮世絵の最後のきらめきをご紹介します。
展覧会情報
展覧会明治の浮世絵
会期2021年5月7日(金)〜12日(水)
会場ぎゃらりい秋華洞
時間10:00〜18:00
備考日曜休 入場無料
開化絵
明治の文明開化によって変わりゆく街に風景や建築物を描いた新たな浮世絵のジャンル。
新橋・横浜間の鉄道、築地ホテル館などの新名所が描かれた。鮮やかな赤のアニリン染料を
多用している点も特徴のひとつ。
戦争画
明治の浮世絵として需要があった一つのジャンルは報道としての戦争画であった。衰退期に入っていた浮世絵が息を吹き返すのが、日清戦争における報道絵としての浮世絵。その数は大判三枚続きだけでも300種は超えるといわれている。
石版画
明治中期になると石販額絵が広まり、風景画、歴史画などのジャンルが人気だった。全盛期は明治14年ころから28年ごろ、東京土産として普及し、名古屋や関西でも制作されるようになった。木版浮世絵では主たるジャンルである「役者絵」は石版画では制作例が少ない。
新聞錦絵
新聞と錦絵を合体させ、明治に新しく登場した「新聞錦絵」。明治5年創刊の「東京日々新聞」の記事をニュースソースに大判錦絵の「東京日々新聞」を明治7年に発行した。絵師は落合芳幾。「東京日々新聞」の初作発行の5か月後の明治8年1月に「郵便報知新聞」が発行された。絵師は月岡芳年。
木版口絵
口絵は雑誌や単行本に挟み込まれた多色刷りの印刷物で、小説の一場面や本文の演出的な内容が描かれていた。口絵の隆盛は明治二十年代後期から大正前期。口絵がつかないと本が売れないとも言われた。主な版下作家は武内桂舟・富岡永洗・水野年方を三大作家として、梶田半古、鈴木華邨、池田輝方、鏑木清方、鰭崎英朋らの日本画作家の他、浅井忠や和田英作など洋画家も手掛けている。
《浮世絵ぎゃらりい秋華洞もぜひご覧ください》
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