爽やかな初夏がやってきます。
お庭や、街のあちらこちら、近所の公園から江戸の昔から変わらず愛された名所、名庭園にいたるまで、色とりどりの花が咲き乱れ、競い合うように賑わいを見せていることでしょう。
そんな新緑薫る自然の中をなかなか外出できないこの頃ですが、そんなときは、初夏の花園を巡る気持ちで、名画鑑賞はいかがでしょう。
移りゆく季節は絵画の中にも息づいていて、きっと皆様を癒やしの空間へといざなってくれるはずです。
お部屋に飾れば、いつもの室内もパッと鮮やかに色づかせてくれる、艶やかにして清々しい花々です。
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たっぷりとした花房を下げる藤に端正な乙女の姿。
「むらさきのゆかり」とあるように、「由縁(ゆかり)」といえば古来より紫の色を表します。
そして藤は「松見草」とも呼ばれ、男性に例えられる松に寄り添う女性の姿に見立てられ、男女の絆を象徴する草木でもあるのです。
さて乙女の鮮やかなオレンジの帯に描かれるのも松。「松見(待つ身)」にかけて、想い人との逢瀬を暗示しているのかもしれません。
文学的素養に優れた清方らしい詩情に富んだ一幅です。
鏑木 清方「由縁の花」は秋華洞最新カタログ63号にも掲載しています。
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須田剋太らしい、奔放なタッチで描かれた一枚ですが、暗色の画面に白々と房を垂れた藤は神秘的でもあり、哀愁がただよっているようにも思われます。
江戸時代から「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」として名高い亀戸天神社は、現在でももちろん「東京一の藤の名所」。
4月の下旬から、境内の藤の花が一斉に咲き始めます。
尉鶲を(ジョウビタキ)止まらせ、薄黄緑色の花を垂らしたこの木は旌節花(キブシ)。
和名は、果実を染料の原料である五倍子(フシ)の代用として使ったことによるそうです。また、垂れ下がった房が黄色い藤のように見えることからキフジとも。
花の盛りは5月頃。清々しい色彩が初夏の爽やかな山里の景色を思わせます。
自然と写生を重んじた岳陵らしい、心地よい一幅です。
鮮やかに咲き誇る圧倒的な大輪の芍薬は、見ているだけで心が踊り、エネルギーが湧いてきます。
中村正義らしいの自由と革新の精神が花からも溢れでているようです。
東洋の花鳥画には長い歴史と伝統がありますが、各々画家の感性が如実に発揮されています。
「仏画の武山」としても名を馳せるのですが、その色彩構成の素晴らしさから「カラリスト」とも評された武山。
本作でも淡く煙るピンクの花と緑なす葉のコントラストが絶妙で、飛び立ったハナアブでさえも、どこか静謐な、気品ある一幅となっています。
昭和15年(1940)の作品。昭和4年に師岸田劉生が亡くなり、失意のうちに一時スランプに陥った椿でしたが、
洋行の後パリでの個展を終えると、その作風は劉生の影響を払拭した明るくのびやかなものへと変わっていきます。
本作も陽光を浴びた花々が今は盛りと力強く咲き誇っています。
印象画風の鮮やかな色彩で風景がを能くした石川寅治。
花の表現は力強く、対象へ向かう支線の鋭さも感じられます。
暗色の背景をバックに浮かび上がる花たちは、生命の息吹をふりまき、自ら光を放っているようです。
桜、牡丹、菖蒲、菊、紅葉と四季折々の花で飾った御所車は、それぞれの花に吉祥の意味を込めた縁起のいい文様としても人気。
例えば牡丹は不老長寿に栄華富貴。菖蒲は無病息災と勝負に勝つ!など。
古くは京都の白川女や大原女などが、花を車に載せて御所に献上したのが始まりと言われています。
現在も葛飾にある堀切菖蒲園。
江戸時代には「江戸百景」に数えられ、名所案内や紀行文にその賑わいが記されるとともに、その景観は 広重 を始め、歌川豊国・清親等の錦絵にも多く描かれたました。
近景に大きく菖蒲の花、花の間に見物の人々の姿を配し、低くおさえた遠景によって画面に広がりを見せています。
5月頃には瑠璃色、純白、絣など色とりどりの菖蒲の花が人々の目を楽しませます。
初代広重と初代門人の三代広重。名所の描かれ方、菖蒲の花の表現もそれぞれです。
金箔のすやり霞漂う桃源郷のごとき水辺。
花々に隠れるように、鳥やハナカマキリの姿が見られます。
古典的なモチーフを自由自在に再構成し、上品でありながらモダンな表現に満ちたDi Qing(ディー チン)の世界観。
じっくり鑑賞すると、貴人に抱かれた猫はキュッと前足を握られ、肩に止まった猛禽も爪を摘まれているなど、どこかユーモラスにも感じられ、飽きず眺めていたくなる作品です。
4枚一組でも一作ずつでも楽しめる本作。
4枚で飾ってパノラマのような風景を楽しむのもよし、一枚ずつ飾って、家中すべてを仙境の延長のように楽しむのもまた自由自在です。
SHUKADO CONTEMPORARY 作家
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