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「球を把くツボ」
関根 伸夫(せきね のぶお)
昭和17(1942)埼玉~平成31(2019)ロサンゼルス 彫刻家、現代美術家。多摩美術大学油絵科卒業。同大学大学院油画研究科修了。大学では斎藤義重に師事。李禹煥や菅木志雄らとともに「もの派」を代表する作家であり、「現代日本野外彫刻展」に出品した《位相―大地》は、「もの派」の潮流の始まりとされる。その後、ヴェネチア・ビエンナーレなど国内外で活躍し、《空相》シリーズや《位相絵画》シリーズなどを発表した。社会と街と芸術を結ぶ「環境美術」のパイオニアとしても知られ、1973年に「環境美術研究所」を設立した。
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Vol.76
2024「夏号」