「作品」
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サイズ31.7×23.5(56.5×49.1)cm
素材紙にアクリル
備考額装
吉原眞一郎鑑
作品番号A2-98-528
作品解説
吉原がアンフォルメル的絵画のマティエールや色彩から離れ、代表作「円」へと向かうきっかけになったと言われるのが、禅僧南天棒による円相の書と出会ったことでした。東洋的精神を志向しつつも身体の動きを感じさせる欧米のアクション・ペインティングの影響が残る本作は、抽象的な記号と精神性の両立を図ろうと試行錯誤した過渡期の作品です。
吉原 治良(よしはら じろう)
明治38(1905)大阪~昭和47(1972)芦屋 洋画家。関西学院高等商業部を卒業。老舗油問屋の家業の傍ら絵画制作に没頭する。上山二郎に兄事し、藤田嗣治のすすめにより二科会に作品を発表する。一方で、昭和29年には若い前衛芸術家たちと具体美術協会を結成し、戦後のアートシーンを牽引した先駆的な活動は国内外で高い評価を受ける。主に抽象絵画を制作し、晩年は円型を主題とした作品で知られる。死後、旭日小綬章を追贈。
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Vol.77
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