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「色即是空」
作品解説
肉筆に描かれた幽霊の豪奢な帯は閻魔の模様のみですが、浮世絵ではそこに地蔵の姿も加えられています。他にも落款の号がそれぞれ「永洗画」、「藻斎画」である点、また「もとめによりて」と書かれた部分の変体仮名の選びが異なる点など、多少の違いはみられますが、本作は浮世絵作品との関連が十分に見られる作品でしょう。
富岡 永洗(とみおか えいせん)
とみおか・えいせん 元治元(1864)信州~明治38(1905) 日本画家。通称秀太郎。別号に藻斎永洗など。小林永濯に師事。松本楓湖、梶田半古らと日本画会を創立、のちに退会。日本美術院設立に際して特別賛助員となる。日本美術院展褒状一等受賞。
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秋華洞
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2024「夏号」
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