「「いざさらば」ニ行」
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サイズ37.0×5.5(144.0×25.2)cm
素材紙本墨書
備考軸装
落款
安田靫彦・相馬御風・原田勘平鑑箱
二重箱
原田勘平極
表具に経年劣化
作品番号A2-96-477
作品解説
越後帰住後、十数年間過ごした国上寺の五合庵に別れを告げた50代以降に詠まれた歌であろう。この五合庵時代、書の古法帖を学び、独自の風雅な草仮名の書風を体得した良寛。以降、和歌の表現に漢字の持つ造形美が加わり、筆さばきには素直な心情が反映され、書作の円熟期を迎える。愛惜の情を抑え軽やかに記された本書にも、良寛の清廉な生き様と虚静恬淡とした性格が表れているようだ。

【読み】
いささらは
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良寛(りょうかん)
宝暦8(1758)越後~天保2(1831)越後 曹洞宗の僧侶、歌人、書家。号は大愚。俗名、山本栄蔵。出家後、備中玉島(現:岡山県倉敷市)の円通寺の国仙和尚に師事する。印可を受けた後、諸国を行脚し、生涯寺を持たず、無一物の托鉢生活を営む。その無欲恬淡な性格からか、老若男女を問わず、あらゆる階層から親しまれた。良寛は和歌の他、狂歌、俳句、俗謡、漢詩に巧みで、書も能くした。
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秋華洞
Vol.77
2024「冬号」
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