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作品解説
まだガイドブックなどなく観光地化する前の上高地や名山、果ては海外の山々を旅し、山岳風景画家の先駆者でもあった丸山晩霞。特に目を引く、色とりどりの山岳植物が咲き乱れる楽園の如き水彩画は、白馬大雪渓のお花畑の美しさに心打たれ、明治40年第一回文展に《白馬神苑》出品して以降、しばしば晩霞の作品の主題となりました。高山植物へ探究は、モチーフとしての観察にとどまらず、その取材は植物研究の域に達していたといいます。
丸山 晩霞(まるやま ばんか)
慶応3(1867)長野~昭和17(1942) 洋画家。本名健作。文人画家の児玉果亭に一時師事し、上京後は本多錦吉郎の彰技堂などで洋画を学ぶ。水彩画の普及に努め、《冬の日中》など多くの佳作を発表、風景画家としての地位を確立した。日本水彩画会理事。
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