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「ブーレマンの家」
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サイズ13.9×9.8(33.8×25.4)cm
素材紙に鉛筆、色鉛筆
備考額装
画中にサイン
「金子國義作品登録委員会」登録カード
昭和44年作
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「金子國義作品登録委員会」登録カード
昭和44年作
作品番号A2-97-538
キーワード動物・鳥・魚
作品解説
『ブーレマンの家』はドイツの詩人シュトルムによる童話です。陰険な金貸しブーレマンが化け猫となった飼い猫たちに復讐されるという物語で、金子は学習研究社から発行された『少年少女学研文庫』にてこの童話の挿絵をしています。新たに書き下ろされた本作では物語終盤、ブーレマンが猫たちに取り押さえられるところが描かれており、金子の蠱惑的な筆触と左右対称の装飾的な構図が恐ろしげな物語と相まって冷たく怪しい魅力を放っています。
金子 國義(かねこ くによし)
昭和11(1936)埼玉~平成27(2015)東京 画家。日本大学藝術学部卒業。同学在学中、舞台美術家の長坂元弘に師事。1964年より、独学で油彩画の制作を開始し、66年に青木画廊の個展「花咲く乙女たち」にて画壇デビューを果たす。退廃的で官能的な画風が特徴。渋沢龍彦と親交が深く、『O嬢の物語』の装幀・挿絵を手掛けた。着物のデザインや写真など活動領域は多岐に渡り、六代目中村勘九郎襲名披露の口上では舞台美術を務めた。
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