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「花」
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サイズ27.5×22.4(45.5×40.3)cm
素材キャンバスに油彩
備考額装
画中にサイン
『林武全画集』(平成16年、日動画廊)所収
東京美術倶楽部鑑定書
本体3号
画中にサイン
『林武全画集』(平成16年、日動画廊)所収
東京美術倶楽部鑑定書
本体3号
作品番号A2-98-285
キーワード花・植物
作品解説
咲き乱れる紅色の花と深緑の葉、白い花の間を縫うように走る黒い線、背景には深い青と鮮やかな赤が覗く。本作はいくつもの対照的な要素が組み合わさって構成されており、そこには相反する二つのものは互いの違いを強調してこそ融合するという林の「つりあいの哲学」が表れているのだ。彼は生涯の中で花を主題とする膨大な数の作品を残したが、枯れる運命を感じさせないほど鮮烈に咲く花は、特に彼の哲学に叶う題材だったのだろう。
林 武(はやし たけし)
明治29(1896)東京~昭和50(1975) 洋画家。本名、武臣。小学校の頃、同級生の東郷青児と共に才能を見出される。大正10年には第8回二科展に初入選し樗牛賞を受賞する。二科会脱退後は、独立美術協会を設立。戦後は原色を塗り重ねた重厚な色彩で花や女性、風景を描いた画風で高い評価を得た。文化勲章受章。東京芸術大学美術学部教授。
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