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「炬燵」
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サイズ27.1×24.4(140.9×56.7)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定書
昭和7年~昭和20年頃作
少々シミ
落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定書
昭和7年~昭和20年頃作
少々シミ
作品番号A2-99-002
キーワード美人画
作品解説
「於夜蕾亭」とあることから清方が大正14年から昭和20年まで居を構えた牛込矢来町の住まいで描かれた作品だろう。秋冬の夜長を読書で過ごす姿は清方の作品にしばしば登場し、本作では娘が炬燵の中でぬくもりながら頬杖をつき読書に耽る様子が描かれている。鮮やかな朱を中着やかんざしに施し、縹色の振り袖には桜が、中着には梅が表され、互いを引き立て合う色彩の妙と春の訪れとを感じさせる。清方の円熟期に描かれた作品であり、市井の何気ないひとときが美しく描かれている。
鏑木 清方(かぶらき きよかた)
明治11(1878)東京~昭和47(1972)神奈川 日本画家。本名健一。水野年方に師事。挿絵画家として身を立てる一方、本格的な日本画に取り組む。大正画壇の中心を担う第一人者として活躍し、東京の下町風俗や当世風の美人を終生描き続けた。帝展審査員。
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