「雪裡紅梅」
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サイズ127.9×41.0(218.6×55.0)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
共箱・二重箱
東京美術倶楽部鑑定書
作品番号A2-99-152
キーワード美人画
作品解説
一面を真白に染める雪景色に漆黒の振袖姿が一際映える。加えて、効果的に赤色が用いられた娘の装いは、寒中のほころぶような紅梅とよく馴染み、双方に健気な美しさを引き立てあっている。写生を重んじ、人物描写に季節の植物や風俗を巧みに融和させる清方らしい風韻の一作。背後でこんもりと雪をいただくのは松だろうか、着物に描かれた竹の葉模様も相まって、松竹梅の「歳寒三友」に美人を加え、慎ましくも艶やかに春の訪れを寿いでいる。
鏑木 清方(かぶらき きよかた)
明治11(1878)東京~昭和47(1972)神奈川 日本画家。本名健一。水野年方に師事。挿絵画家として身を立てる一方、本格的な日本画に取り組む。大正画壇の中心を担う第一人者として活躍し、東京の下町風俗や当世風の美人を終生描き続けた。帝展審査員。
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