尾形 乾山(おがた けんざん)絵師・浮世絵師(江戸以前)
尾形 乾山(おがた けんざん)
江戸中期の陶工・絵師。京都の裕福な呉服商の三男で尾形光琳の実弟。父宗謙に書を、兄光琳に絵画を学び、野々村仁清に陶法を学ぶ。 37歳の時(1699・元禄12年)京都の西北(乾=いぬいの方角)の鳴滝に開窯し、乾山と号した。 初期の作品は兄光琳が絵を描き、乾山が賛を書した合作が多い。 1712年(正徳2)二条丁字屋町に移住し多くの作品を手がけた。乾山は兄の死後も30年近く生き、晩年は江戸に移住、81歳で没するまで陶器や絵画の制作に手腕を発揮した。
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