2007-06-14日本美術そうだったのか通信
Vol.124 できました!

□■□■  『日本美術そうだったのか通信』Vol.124 できました!

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もくじ
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・ご挨拶
・これが絶品!カタログ9
・ワンポイント・木版浮世絵
・ネットで愉しむ秋華洞 <新着作品>
・お知らせ

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■□■ご挨拶□■□■

「カタログ納品に上がりました〜。」

ありがとうございます!

この日を待っておりました。

カタログVOL.9とうとう完成です。

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■□■□■□これが絶品!カタログ9■□■□■□

今回のカタログでは歌川国芳、歌川広重、歌川豊国(3代豊国)という当時の

人気絵師3名の豪華共作!!「東海道五十三対」の55枚セットをご紹介して

おります。広重の「東海道五十三対」は人々の旅情を誘い、当時大流行しま

した。その人気を受け、様々な「五十三対」シリーズが出版されました。

広重は風景画で人気を得ましたが、今度は役者絵・美人絵でその土地にちな

んだ物語を一枚ずつ描いている趣向です。海坊主が登場したりと、旅にはド

ラマが必要。当時の旅行ブームに大いに火を付けた事でしょうね。

さらに、今回のカタログでは55枚を全部お披露目しています。

工夫に工夫を重ねて、三人の作家の作品比較、さらに地域名入り、解説付き

と秋華洞ならではのサービス満載。旅情溢れる仕上がりとなっております。

カタログだけではなく、55枚の本物はまさに絶品!!

是非見てみたいという方は、次号カタログ御請求お待ちしております。

ご請求はこちら →https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi

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■□■□■ワンポイント・木版浮世絵□■□■□■□

最近勢い良く浮世絵を仕入れている弊社社長。

秋華洞内では、浮世絵を目にすることが多くなりました。

絵は好きだけど、浮世絵版画の見方ってちょっとわからないな〜って方の為

に今回は木版浮世絵鑑賞のワンポイントアドバイス。

1)線のシャープ
2)色の透明度

この二点が浮世絵版画の決めてです。

眼に飛び込んでくるような鋭さ!それこそが浮世絵版画の持ち味です。

それぞれの線が、切れ味良く彫られているものが、しっかりと版画として摺

られるものです。しかし木を彫って版画にするわけですから、摺りを重ねれ

ば線や面の切れ味が鈍くなるのは当たり前。線、落款、タイトル、彫刻刀で

彫った線がいかにシャープかが決めてです。

次に、色の透明度に注目して下さい。木版画の場合は、だんだんと板が汚れ

て色が濃くべったりした感じになるので、色に関しては初めの頃に摺られた

ものほど、淡く透明感があります。色彩に透明感があるかどうかを見極める

事が大変重要なもう一つのポイントです。

浮世絵版画では、絵師の発想や指示が忠実に反映される初版初摺りというも

のが極品といわれています。絵師は輪郭線を描いた下絵を提供するだけで、

それを彫師が彫り、摺り師が摺るという分業です。

広重などの版画を見ていると、彫師が楽しそうに仕事をしていたことが伝

わってきます。北斎などは、彫り師や摺り師に細かい注文をつけていたと言

われ、どちらかというと、絵師の力量だけが直接問われることになる肉筆画

を好んで制作したそうです。

絵師だけではなく、彫師、摺り師、と三人がどんな気持ちで作品を仕上げた

か一枚で三人分の楽しみですね!

これを機会にあなたの日常に浮世絵の楽しさを追加してみては!?

おんらいん秋華洞 → http://www.syukado.jp/index.html

■□■□■お知らせ□■□■□■□■□■□

鑑定マニュアル御請求、ありがとうございます。

只今増刷をかけておりますが、来週には出来上がる予定です。

表紙も新しくなった「書画・鑑定マニュアル」

500円+送料80円で販売しておりますので、どしどし御請求下さいませ。

ご請求はごちら → https://www.syukado.jp/jp/support/kantei/index.cgi

■□■□■□■□<新着作品>□■□■□■□■□■□

出来立てほやほやのカタログVOl.9から早速アップしました。

□ 中村岳陵  「車海老」

ピチピチッと跳ねる音が聞こえてきそうな、涼しげな作品です。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/NAKAMURA_GAKURYO/A07-0141.html

□ 大山忠作  「鯉」

ぐいぐい泳ぐ姿が頼もしい!

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_g/OOYAMA_CHUSAKU/A07-0089.html

先週に引き続き工芸からも二点アップしていますよ。

□ 島岡達三  「象嵌赤絵草花番茶器」

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kogei/SHIMAOKATATUZO/A07-0050.html

□ 島岡達三  「象嵌赤絵草花文角皿」

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kogei/SHIMAOKATATUZO/A06-1373.html

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■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただき有難うございました。
今回の編集は桑田郁子、中島洋平でした。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でもと思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
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次号もお楽しみに!

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主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
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うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

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