□■□■ 『日本美術そうだったのか通信』Vol.134 展覧会1000本ノック!
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もくじ
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・ご挨拶
・これが見所!カタログ11!
・展覧会1000本ノック〜1本目〜
・社長丁稚ログ
・ネットで愉しむ秋華洞<新着作品>
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■□■ご挨拶■□■
涼しかったかと思えば、また暑くなったりと、季節の変わり目ですが、皆様
体調の方はいかがでしょうか?
秋華洞はと言いますと、「ゴホッゴホッ・・。」
何名か風邪を引いております。
芸術の秋を前に、しっかり体調を整えねば!ですね。
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■□■これが見所!カタログ11□■□
前回のメルマガで、今回のカタログの見所は洋画家の描いた日本画を多く扱
っているのが見所ですよ!とお知らせしましたが、そもそも今でこそ「日本
画問題」といって、洋画と日本画の区別が云々と言われますが、戦前の画家
にとってはどうだったのでしょうか。おそらく、画家の自負として区別はあ
ったでしょう。
しかしながら今のように、この人は日本画家、この人は洋画家、日本画家は
日本画材で絵を描く、洋画家は油絵具で絵を描く、といった一般的な区別は、
そこまで厳密に細分化されているものではなかったと思います。
洋画家でも水墨などで掛軸の作品を一杯描いているし、特に大正期以降に活
躍してくる人々になれば、積極的に洋画から、日本の伝統的な絵画にジャン
ルを越境しようとする人間は増えてきます。
小杉未醒(日本画を描くようになり放菴と改名)などまさにその代表。菱田春
草は、「日本画でも洋画でも、日本人が描けばすべて日本画だ」ということ
を言っています。春草の言うとおり、洋画家もやはり日本人なのです。西洋
的な技法で絵を描く「洋画家」という自負はあるにしても、求められる教養
も、自分の生活スタイルも、やはり軌範は日本なのだと。
ただ、パリに留学経験の画家はおそらく別です。みなけっこう、ガチガチの
(表現が悪いのですが・・)洋画家です。そうした先輩画家が、“洋画家かく
あるべき!”という意識を先導したのかもしれません。(とは言っても、現
在おんらいんぎゃらりいで掲載している和田三造なども、晩年日本画への関
心を深めていった人物ではあります。)
和田三造の作品はこちら → http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/yo/A07-0500.html
そうしたアカデミックな連中に反発しようとする連中も大勢いたでしょう。
画家一人一人の意識の違い、これを比較していくことで、大正、昭和初期の
日本の美術界が立体的に見えてきたらいいなと思うのです。
そんな深い目で、今回のカタログをご覧になってみて下さい。
カタログ請求はこちら →https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi
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■□■展覧会1000本ノック!■□■
では、まず一本目!
奈良国立博物館にて「美麗 院政期の絵画」9月30日まで催されています。
http://www.narahaku.go.jp/exhib/2007toku/insei/insei-1.htm
平安末期から鎌倉初期までの、美麗を極めた仏画と、同時代の絵巻物や、白
描画や筆跡・・・いずれも日本美術の源流に位置する国宝群であることは疑
いありませんが、元来それぞれが独立して語られて、時代におけるそれらの
相互関係を論じられることは、あまりありませんでした。
仏教美術は仏教美術。信貴山縁起絵巻や伴大納言絵巻などの絵巻物は絵巻物、
というように・・・
しかし、この展覧会は、それらを並べて展示し、同時代における作者や影響
関係の共通項を見出そうという画期的な試みです。はっきり言って、よく実
現したな!と思うような展覧会です。こんなこと、やりたくてもできなかっ
た事です。
そして、何より国宝オンパレード!!
あまりに大幅すぎて、裸で掛ける以外方法がない、高野山の「血曼荼羅」
(平清盛の血を混ぜて彩色されたといわれる日本最古の彩色曼荼羅)など、ガ
ラス無しで間近で観られます。普段お寺で眠っている国宝仏画が一斉集合!
絵巻物も信貴山縁起、伴大納言絵巻、病草子、餓鬼草子・・絵巻物の代表選
手と言える院政期のものが大体集結しています。
とにかく、ここに展示されている物の殆どが、その当時にしたら一大国家
プロジェクトとして作られたものです。
今月いっぱいです!初秋の奈良に急いで!!
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■□■社長丁稚ブログ□■□
査定の事、自民党の事、業界の事、映画の事や、日々のつぶやきなど、業界の
事から政治に至まで、幅広い範囲にわたって語っています。弊社社長の素顔
が垣間見れるブログです。是非読んで、感想をお知らせ下さい。
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■□■新着情報■□■
今週は秋を感じる作品を二点アップしました。
□和田三造 『静物百果』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/yo/A07-0500.html
□穐月明 『籠の椿』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_g/AKIZUKI_AKIRA/A07-0507.html
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秋華洞メルマガ編集担当、桑田郁子、中島洋平がお送りいたしました。
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近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。
弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。
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