2008-10-24日本美術そうだったのか通信
Vol.171 アートフェアその後/新入荷情報

□■『日本美術そうだったのか通信』Vol.171 アートフェアその後/新入荷情報 ■□

発行 株式会社 秋華洞http://aojc.co.jp/
おんらいんぎゃらりい秋華洞http://www.syukado.jp/

————————————————————
※配信メールアドレスの登録、変更、解除は下記リンクへ
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
※バックナンバーはこちら
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html
解除できない場合は、経由しているメールスタンドをご確認下さい。
(まぐまぐ、メルマで登録されている方は上記リンクの中にそれぞれの
 メールスタンドの案内がございます。)
————————————————————
<本マガジンの説明>日本美術の鑑賞界のホットニュース、古今国内東西の
作家のエピソード、美術業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。秋華洞提供。
————————————————————

■□■□■□■□■□■□■
もくじ
—————–
・ご挨拶
・東美アートフェア☆その後
・HPアップ作品(新入荷)のご紹介
・コラム☆ユーモア感覚の美――伊藤若冲の水墨画

■□■□■□■□■□■□■

■□■ ご挨拶 ■□■□■

あっという間に10月も後半期。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、そして芸術の秋です!

季候のよいこの時期は、いろいろやってやろう、という
活力がわいてきますね。

弊社としては、やはり芸術の秋をおすすめしたいところ。
新入荷作品もとりそろえております!!
まずはHPをご覧下さいませ。
おんらいんぎゃらりい秋華洞 → http://www.syukado.jp/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ 東美アートフェア☆その後 ■□■

弊社は10月17日〜19日東京美術倶楽部で開催されたアートフェアに
参加いたしました。
東美アートフェア → http://www.toobi.co.jp/artfair/list.html

初参加の秋華洞でしたが、お蔭様で展示もご好評をいただきました。
心より御礼申し上げます。

今回のアートフェアでは、
掛軸や額作品、短冊や浮世絵まで多くの作品を並べて展示。
いつもはお蔵に保管されている作品たちが一同に並んだ光景は壮観でした。
過去のカタログに掲載されている作品も多数展示しました。

残念ながら、アートフェアを見逃ちゃった…、という貴方も
弊社カタログバックナンバーをどうぞご確認下さい!!
バックナンバー(無料)→https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi

準備に展示に事後の雑務もろもろと、スタッフは大忙しですが、
これをきっかけにどんな作品を扱っているのか、
秋華洞ってどんなギャラリーなのか、等々
みなさまに知っていただければ幸いです。

当日の様子を動画でもご覧いただけます。
アートフェア当日の様子 → http://blog.livedoor.jp/syukado/

なお、アートフェアでは出品作品のリストも作成いたしました。
作品のデータおよび価格を一覧にした貴重な資料。
リストの在庫には限りがございますので、お求めはお早めに。

秋華洞HPお問い合わせフォームから御請求いただけます。
「アートフェア・作品リスト希望」とご記入下さい。
御請求お待ちしております!!
リスト無料請求・お問い合わせフォームはこちらです
→ https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ HPアップ作品(新入荷)のご紹介 ■□■□■□

弊社のトップページからご覧いただける新入荷作品です。
若冲から洋画まで、いろいろご用意してございます。
どうぞお楽しみ下さい〜。
秋華洞トップページ → http://www.syukado.jp/index.html

☆伊藤若冲「梅」
濃彩花鳥画で有名な若冲が、こんな絵も描くなんて…!
モダンともいえるデザイン感覚で梅をあらわしています。
さすが若冲〜!
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/shoga/ITO_JAKUCHU/A08-0369.html

☆小林一茶「我国は…/手枕や…」
一つの軸に2句が書かれています。
日常の中に見出す一茶独特の感性が二度味わえる美味しい作品。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kohitsu/KOBAYASHI_ISSA/A08-0343.html

☆広島晃甫「鴛鴦」
梅の下、つがいの鴛鴦が仲むつまじく寄添っています。
繊細な線と鮮やかな色彩が美しい近代的な花鳥画。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/HIROSHIMA_KOHO/A08-0365.html

☆藤井 勉「薔薇」
薔薇はいろんな作家が描いていますが、藤井作品のように
静寂で彫刻的な美しさを放つ薔薇にはなかなか出会えません。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_g/FUJII_TSUTOMU/A08-0368.html

いかがでしたでしょうか?
これからもどんどん作品を御紹介いたします。
どうぞお楽しみに!
お問い合わせなどお気軽にお申し付け下さいませ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ コラム☆ユーモア感覚の美――伊藤若冲の水墨画 ■□■

さて、上記にご紹介した作品の中に伊藤若冲筆「梅」があります。

若冲は、濃厚で艶やかな色彩の細密描写を得意としますが、、
墨――モノクロームの世界でもその技量を発揮しました。

アートフェアでも展示したこの「梅」図。
お客様の中にも、「若冲ってこんな絵も描くのね〜!」と驚いていた方も
ちらほらと。

若冲の水墨画の主題は人物、花鳥、動物等々いろいろありますが、
墨による実に豊かな表現力には目を見張ります。
濃くて強い真っ黒な墨、淡く紙にじんわりと染込んでゆくような薄墨、
若冲は、その強弱を主題によって使い分けることを徹底的に研究したはず。

墨の濃淡だけで、これだけ表現に差が出るなんて…!

対象のかたちそのものと、墨の多彩な表現力を使って描くことを
楽しんでいたのでしょう。
若冲の水墨画を見ていると、そのことがよくわかります。

ちなみに、若冲の描いた梅図はもう一点あり、現在は
京都府・天真院所蔵となっています。

梅というモティーフ、描法、落款は非常に似ていて、弊社御紹介の
「梅」も同じ頃に描かれたと思われます。

おそらく若冲晩年80歳頃の作。
歳をとってもとにかく好きな絵を描き続ける、
若冲の制作意欲はまだまだ衰えるところを知らないようです。

…というわけで、
若冲の「梅」はカタログ最新号にも掲載してまおりす。
カタログにはより詳しい解説や作品データが記載されていますので、
こちらも是非ご覧下さいませ!

カタログ16(最新号)請求はこちら
→ https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただき有難うございました。
秋華洞メルマガ編集担当、塙萌衣がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でもと思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

次号もお楽しみに!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 美術品無料査定・買取致します。
 秋華洞 高価買取はこちらです。
 http://aojc.co.jp/buy/
 buy@aojc.co.jp
 フリーダイヤル 0120-126-510 (イツモコットウ)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

★★「おんらいんぎゃらりい秋華洞」美しい展示が好評です!

フロントページ


☆★「秋華洞・丁稚ログ」丁稚兼社長・新米美術商の赤裸々な日々
http://blog.livedoor.jp/syukado/
☆☆「秋華洞・スタッフログ」ほぼ毎日更新中!
http://blog.livedoor.jp/syukado_staff/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行 株式会社 秋華洞 
http://aojc.co.jp/  TEL 03-3569-3620
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F
代表取締役 田中自知郎・田中千秋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
秋華洞のご案内

主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

 近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

(代表プロフィールは↓)
http://aojc.co.jp/corp/profile/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ご意見、お問い合わせは、→ info@aojc.co.jp
(またはこのメールへご返信下さい!)
◎バックナンバーはこちら →
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html

◎秋華洞自社配信分【日本美術そうだったのか通信】の
マガジン登録、解除→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html

まぐまぐ《日本美術そうだったのか通信》の登録・解除→
http://www.mag2.com/m/0000138331.htm
melma<日本美術そうだったのか通信>の登録・解除→
http://www.melma.com/backnumber_124770/
※melma!配信分は件名が<日本美術そうだったのか通信>となっています。

※※まぐまぐ配信で登録された方は、まぐまぐでの解除をお願いします。
自社配信登録解除URLでは、まぐまぐ配信分の「解除」は行えません。