2011-07-18日本美術そうだったのか通信
『日本美術そうだったのか通信』Vol.257 アートフェア東京2011もうすぐ開催!

2011/7/18発行

発行 株式会社 秋華洞 http://aojc.co.jp/
おんらいんぎゃらりい秋華洞 http://www.syukado.jp/

————————————————————
※配信メールアドレスの登録、変更、解除は下記リンクへ
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
※バックナンバーはこちら
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html
解除できない場合は、経由しているメールスタンドをご確認下さい。
(まぐまぐ、メルマで登録されている方は上記リンクの中にそれぞれの
 メールスタンドの案内がございます。)
————————————————————
<本マガジンの説明>日本美術の鑑賞界のホットニュース、古今国内東西の
作家のエピソード、美術業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。秋華洞提供。
————————————————————

■□■□■□■□■□■□■□■□■
もくじ
—————–
・ご挨拶&おすすめ展覧会情報
・「アートフェア東京2011」もうすぐ開催!
・今週の更新情報&注目トピックス!
・サイト掲載作 ~芸術は変化あるのみ 金子鴎亭~
・ネットで愉しむ秋華洞 ~新入荷作品~

■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□■ ご挨拶&おすすめ展覧会情報 □■□■□■□■□■□■

 暑いですね。何かにつけてふた言めには「暑い!」と言いたくなる毎日ですが、
こんな時こそよい作品を見て鋭気を養いたいものです。

 おすすめの展覧会をふたつご紹介いたします。

「湯島五七五展」  羽黒洞 木村東介
http://www.art-index.net/art_exhibitions/2011/07/post_1338.html

阿部清子さんブログ
http://blog.abekiyoko.com/

今度のアートフェアにも参加してくださる日本画家の阿部清子さんが、自作の歌
と共に作品を発表しています。ほかにも俳人、歌人以外のさまざまな分野の方々
が、作品と歌を合わせて発表しているユニークな企画ですので、ぜひ訪ねてみて
ください。会期はあさって20日まで。

「古筆切 ともに楽しむために」 根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

角田恵理子先生企画・編集の本「館蔵 古筆切」
http://www.aojc.co.jp/staff_blog/2011/07/post-87.html

根津美術館所蔵の古筆切の掛物や手鑑約45件を展示。分割された古筆切の切断の
事情や命名の由来とともに古筆切固有の美しさを楽しむことができます。秋華洞
のカタログにもご指導いただいている角田恵理子先生が企画・編集を務めた本
も購入することができます。こちらは8月14日まで。

さて、今回も新作情報のご紹介からアートフェアの告知まで、はばひろくお知ら
せいたします。ぜひ最後までお付き合いください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ 「アートフェア東京2011」もうすぐ開催! ■□■□

震災の影響により延期になっていた「アートフェア東京2011」、気がつけばもう
すぐそこまで迫ってまいりました。秋華洞は「江戸から昭和の美人画×指派」と
題し、日本画家の池永康晟さんと阿部清子さんをお迎えいたします。当日はグッ
ズの販売も予定しておりますので、ぜひお楽しみに。当日は作家のお二人もブー
スにいらっしゃいます。

■日時:7月29日(金)~31日(日)
■会場:東京国際フォーラム・展示ホール1 ブースC02
    東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
■TEL:03-5771-4520 
■e-mail:artfairtokyo.com

アートフェア東京2011『江戸から昭和の美人画×指派(ゆびのは)』
http://www.syukado.jp/jp/gallery/2011artfairtokyo.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□ 今週の更新情報&注目トピックス! ■□■□■□■

★facebook秋華洞
http://www.facebook.com/Shukado.Japan.Art

★twitter秋華洞
http://twitter.com/#!/syukado

★秋華洞・スタッフブログ

展覧会「古筆切 ともに楽しむために」に行ってきました
http://www.aojc.co.jp/staff_blog/2011/07/post-87.html

★海外サイトに浮世絵を続々アップしています
 詳細はお気軽にお問い合わせください

三代豊国
http://www.japanese-finearts.com/item/list2/108610120/
http://www.japanese-finearts.com/item/list2/108610121/

国芳
http://www.japanese-finearts.com/item/list2/108608700/
http://www.japanese-finearts.com/item/list2/108608800/
http://www.japanese-finearts.com/item/list2/108608900/

どうぞご覧ください

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□ サイト掲載作 ~芸術は変化あるのみ 金子鴎亭~ ■□

 弊社会長が書の査定をする時、かすれの部分をじぃっと見つめて「これは印刷
や」「これは大丈夫や」とつぶやきます。素人目にその判断は難しいのですが、
それほど書の「かすれ」は大切であり、機械には決して出すことのできない味わ
いがあるのです。

 金子鴎亭は明治39年に北海道で生まれました。15歳で札幌鉄道教習所に入学す
ると、大塚鶴洞に習字の指導をうける機会に恵まれました。古典を直接手本にし
て書を学び、その運筆のおもしろさに魅せられた金子は、函館師範學校(現・北
海道教育大学函館校)を卒業後、書家の比田井天来のすすめもあって上京しまし
た。

 戦後は人々に親しまれる書をめざして「近代詩文書運動」を提唱、漢字とかな
まじりの書を多く発表しました。「芸術は変化あるのみ」の精神で、古典の中に
もつねに新境地を見いだし、溝口健二監督「赤線地帯」や黒澤明監督の「蜘蛛巣
城」、日本酒「一ノ蔵」の題字など、一般にも分かりやすい書の作品を多く遺し
ています。

 カタログ28号No.10でご紹介している『一行書』は、金子の巧みな運筆が味わ
える作品。文字の要所要所に見られる独特のかすれが、シンプルな一行書を奥深
いものにしています。「多くの山々に香しい匂いのする木が生じる」という書の
内容のなんとも清々しい。床の間にあっさりと掛けて楽しみたい一幅です。

□金子鴎亭『一行書』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/fude/A2-86-201.html

秋華洞カタログ請求はこちら
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□■ ネットで愉しむ秋華洞 ~新入荷作品~ ■□■
□金子鴎亭『一行書』
こういうふうに字が書けたらいいな、と思う。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/fude/A2-86-201.html

□小松宮彰仁親王『三行書』
日清戦争征清大総督・小松宮彰仁親王の書
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/fude/A2-86-198.html

□武者小路実篤『実三個図』
ころりころげた実が一個。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A2-86-195.html

□小室翠雲『青緑春陰竹青図』
縦長の画面が生きる海辺の風景。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A2-86-192.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただきありがとうございました。
秋華洞スタッフ・林久美子がお送りいたしました。

感想、ご意見お待ちしております!
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でも…と思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

次号もお楽しみに!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 美術品無料査定・買取致します。
 秋華洞 高価買取はこちらです。
 http://aojc.co.jp/buy/
 buy@aojc.co.jp

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

★★「おんらいんぎゃらりい秋華洞」美しい展示が好評です!

フロントページ


☆★「秋華洞・丁稚ログ」丁稚兼社長・新米美術商の赤裸々な日々
http://blog.livedoor.jp/syukado/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行 株式会社 秋華洞 
http://aojc.co.jp/  TEL 03-3569-3620
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F
代表取締役 田中自知郎・田中千秋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
秋華洞のご案内

主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

 近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

(代表プロフィールは↓)
http://aojc.co.jp/corp/profile/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ご意見、お問い合わせは、→ info@aojc.co.jp
(またはこのメールへご返信下さい!)
◎バックナンバーはこちら→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html

◎秋華洞自社配信分【日本美術そうだったのか通信】の
マガジン登録、解除→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html