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■今週の「そうだったのか！」━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

お待たせいたしました！！
『秋華洞カタログ36号初夏号』が出来上がりました。

36号カタログは、ページ数を前回よりさらに16ページ増やしてのご提供です。ま
ずは、棟方志功の版画《薬師医王如来像の柵》がカッコよく表紙を飾りました！
線の一本一本を力強く彫り込んでゆく志功の作品は、有無をいわせぬ説得力があ
ります。

さて、今回は3つの特集を組みました。
■民芸の作家たち―「用の美」の追求―
■絢爛たる書の軌跡―鎌倉時代から現代まで―
■芳年ワールド全開！！―無惨絵を中心に―

◆民芸の作家たち◆
ご存知の方も多いと思いますが、柳宗悦（1889-1961）が無名の職人が作る民衆
の日用品の美を発見し、「生活の中の美」を唱えた民芸運動。柳が見出し“世界
のムナカタ”まで育て上げたといえる棟方志功から、柳に賛同して共に運動を展
開した河井寛次郎、濱田庄司、富本憲吉、バーナード・リーチ、黒田辰秋、島岡
達三らの作品を集めました。

民芸の作家たちの作品には、手業の味わいがあります。例えば、少し傾いた器、
釉薬をかけ流し焼成したときに生み出される色や模様に愛着が湧いてくるのです。
つまり、日用品の美とはそういった手業が生み出す「てらいのない美しさ」なの
だと私は感じています。本カタログで掲載した作品は、愛でれば愛でるほどに作
品の深みが増し、日常生活の中で激しくは主張しないけれども、存在感を放ち続
ける大切なお作品となると思います。

◆絢爛たる書の軌跡◆
藤原定家自筆の断簡「紹巴切」という国宝級の作品から、今年100歳を迎えられ
た書家・篠田桃紅先生の作品までと、鎌倉時代から現代の書までお楽しみいただ
ける特集です。

“寛永の三筆”の一人と称された松花堂昭乗、小林一茶の句入書翰、幕末の三舟、
著名な哲学者である西田幾多郎の卓越した書などなど、書の世界の奥深さをご堪
能いただけると思います。

◆芳年ワールド全開！！◆
芳年の魅力は、何と言っても登場人物に肉薄した生々しさや、躍動感にあると思
います。「血みどろ絵」とも呼ばれた無惨絵、構図や色使いに工夫が光る「武者
絵」、月に思い入れを込めた「月百姿」をご用意いたしました。

★初夏に相応しい作品★
小林柯白の《朝顔》、渡辺清の《高雅盆踊図・清御殿涼図》双幅など、暑い夏に
掛けていただくと、涼むお作品も揃えています。また、川端玉章が鶴の絵、書を
徳川慶喜が書いて競演した三幅対のお作品など今回のカタログは、双幅、三幅の
作品が多く、バリエーション豊かです。

カタログ会員のお客様は、お手元に届いていることと思いますが、まだ会員では
ないお客様も、一度お試しで今回のカタログだけ無料でご覧いただくこともでき
ますので、お問い合わせくださいませ。

カタログお試しについてのお問い合わせは、 info@syukado.jp
あるいは０３－３５６９－３６２０までお電話下さいませ!

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★更新情報
・スタッフブログ…カタログ36号完成！
http://www.aojc.co.jp/staff_blog/
・浮世絵サイト…国芳、芳年、広重ほか
（サイト左上のNew Arrival!より新入荷情報をご覧いただけます）
http://jp.japanese-finearts.com/
・おんらいんぎゃらりい…白隠禅師、広田多津ほか

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